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『天龍院亜希子の日記』 安壇美緒 (集英社)

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『天龍院亜希子の日記』 安壇美緒 (集英社)

営業本部:野尻のおすすめ



第30回小説すばる新人賞受賞作品!
なんと1331作品物応募作の中から選ばれたそうです。

さて、小説すばる新人賞といえば多くの有名作家を排出している、新人文学賞です。
過去には花村萬月さん、篠田節子さん、村山由佳さん、佐藤賢一さん、荻原浩さん、熊谷達也さん、池永陽さん、野中ともそさん、関口尚さん、山本幸久さん、堂場瞬一さん、三崎亜記さん、飛鳥井千砂さん、千草茜さん、朝井リョウさん、畑野智美さん、など。
いやぁ、こうして列記してみても凄いですね。芥川賞作家、直木賞作家や、その他多くの文学賞を受賞していたり、超売れっ子作家になっていたりと、いかに凄い新人文学賞か受賞作家が証明していると思いますね。


さてさて、本年度の受賞作『天龍院亜希子の日記』(2018年3月5日発売予定)。

久しぶりに素晴らしい新人作家に出会う喜びを感じることが出来ました。
物語の展開力、読ませる力、登場人物の魅力、そして文体とその減り張り。
どれをとってもとても素晴らしいものと思いました。


なんだか、すごく正直で、ダメで、優しくて、ズルくて、でもそれがすごく安心できて、
自分の嫌なところとかも、「まいっか、いいところもあるし」なんて思わせてくれる、
希望に満ちた小説だなぁ、と思いました。
個人的にはタイトルがとても好きです。

また一人、応援したくなる作家さんを見つけました。