とても仲良しなちいさなちゃいろいノウサギとおおきなちゃいろいノウサギ。
ある日、チビウサギはデカウサギにきいてみたくなって質問します。
「どんなに、きみがすきだかあててごらん」
「そんなこと、わからないよ」というデカウサギ。
「こんなにさ」とうでをおもいっきりのばすチビウサギ。
「でもぼくは、こーんなだよ」と返すデカウサギ。
デカウサギのうでの方がながいので、考えてチビウサギは
「せいのび せいいっぱいすきだよ」
と返します。
お互いがどれだけより相手をすきか、どちらも譲らず楽しそうに競い合う2匹のやりとりがとても可愛らしく、読んでいるといつの間にか顔がニヤケてしまいます。
最後の勝敗は・・・・。
最後まで心が暖かくなる優しいお話です。