最近、「行動経済学」という言葉をよく見聞きします。
本書によると、行動経済学とは、「人間が必ずしも合理的に行動しないことに着目し、
人間の心理的、感情的側面の現実に即した分析を行う経済学のこと」だそうです。
非常に実践的な理論が多いため、政府の新型コロナウイルス対策の専門委員会のメンバーに、
日本の行動経済学の権威が選ばれているそうです。
「行動経済学とはマーケティングのことだ」という説もある通り、読んでいくと、
我々販売業の人間も知らず知らずのうちに、この行動経済学の理論を利用していることに
気付かされます。
そのため、非常に共感しやすくて理解しやすい学問なのではないかと個人的に感じました。
本書は分かりやすいイラストと見開きページでの説明で、行動経済学のことを何も知らない読者でも、
理解しやすい作りとなっていることが特徴です。
個人的に、より深く学んでみたいなと思った学問です。