介護は突然やってくる。
本書は、まさに突然「夫が倒れた!」著者が、戸惑いながらも、
目まぐるしく変わっていく状況に懸命に立ち向かっていった記録だ。
「まさか」のあとに、何が起こるのか。どのタイミングで、どんな専門家が現れ、
彼らは、また友人たちや家族は、何を語るのか。
そしてどんな状況で、どんな選択肢が現れるのか(あるいは現れないのか)。
さまざまな場面で著者の心は揺れる。
私だったら、私の家族だったら、どうするだろう。何ができるだろう。
カバーそでには、「生き抜け、私!」とある。
困難のなかで、祈るように自分を鼓舞する。
この言葉が、本書を手にするすべての人に届き、
ある日突然訪れる「まさか」のあとを支える力になりますように。