生まれてからずっとドラゴンズファンですが私は「落合政権」時代が好きです。
シンプルに「勝ち」にこだわり、常勝軍団を作り上げた落合博満という男は何者だったのか。
長年ドラゴンズの担当記者をしていた著者が文藝春秋で連載していた記事を1冊にまとめた本書は傑作です。
ファンとして記憶にあるのは
「日本シリーズで完全試合継続中の山井の交代」
「荒井・井端のコンバート」
「ミスタードラゴンズ立浪のレギュラー剥奪」
等、今までの野球の常識からはかけ離れた事を平然とやってのけます。
根底にあるのは「勝つことが一番のファンサービス」だと言い続けて実践し続けた事です。
その舞台裏ではなにがおこなわれていたのか。
本書では実際の選手達への取材などで浮き彫りとなっていきます。
プロとして勝つ事にこだわった落合博満はプロ野球だけではなく、
人生にも仕事にも通ずる人生観、仕事観があります。
「落合博満」のリーダー像に迫った1冊を500ページ近い大ボリュームだったが、あっという間に読み終わってしまった。
野球を知らなくても、ドラゴンズファンでなくても純粋に名古屋ルポとして楽しめる1冊でもあります。
来年度から新たに立浪新監督を迎えるドラゴンズに期待を寄せつつ本書を楽しもうと思う。