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『新・りったい昆虫館』 神谷正徳 (小学館)

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バイヤー(児童書)

『新・りったい昆虫館』 神谷正徳 (小学館)

児童書バイヤー:井澤のおすすめ



今年の夏休み、昆虫や恐竜のクラフトを飾ってある書店が多いのではないでしょうか?
これは、小学館の図鑑NEOからうまれた「クラフトぶっく」の見本として書店に飾られています。
シリーズ最初の『りったい昆虫館』は2005年発売ですから、もうずいぶんと前から知っている本なのにこんなにもにぎやかに展開されているのはここ数年なように感じています。

先日、お店でクラフトぶっくの体験イベントを行いました。
体験イベントなので、とにかくたくさんのお客様に触れていただくことが目的でした。
ちょっと体験してもらえば、思っているよりも難しく感じないと知ってもらいたかったのです。

実は私も工作(折り紙も)が苦手。
絵を描くのは好きでしたが、幼稚園の頃から折り紙の時間は苦痛でしかありませんでした。
今でも商品を陳列する紙棚は他人に作らせてますし(笑)、クラフトぶっくの見本もいつも誰かに作ってもらっていました。
そんな私が、小学館主催の児童書セミナーでこのクラフトぶっくを体験することになり、(しかも作者の神谷先生のご指導のもと)大会場の中、周りの人たちから遅れを取りながらもなんとか「カブトムシ」を完成させました。

このクラフトぶっくシリーズは、はさみやのりを使わなくても、「たにおり」と「やまおり」ができれば作れます。
本体に番号が書かれているので、順番に通りにはめていけば、完成に導いてくれるようにできています。
セロテープでとめたほうが固定されて作りやすいかもしれません。
(作るものによっては、はさみやのりを使った方がきれいにできる場合もあります。)

会場で無事にカブトムシが完成したとき、最初に思ったのが「私にもできるじゃない!」です。
そして、今では売場でこのシリーズを見ては、あれもこれも作りたくなってくる衝動にかられている毎日です。

やはり、なんでも体験してみることが大事なんだなと改めて思いました。
そして、この体験をぜひお客様にも伝えたい!
今、書店の児童書売り場では、様々な体験イベントが行われています。
子供たちの新たな「発見」につながる場になっているのかもしれません。