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『なんでもいっぱい大図鑑ピクチャーペディア』 Dorling Kindersley スミソニアン協会 オフィス宮崎 オフィス宮崎 (河出書房新社)

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店員のオススメ

バイヤー(児童書)

『なんでもいっぱい大図鑑ピクチャーペディア』 Dorling Kindersley スミソニアン協会 オフィス宮崎 オフィス宮崎 (河出書房新社)

児童書バイヤー:井澤のおすすめ



図鑑の平台には小学館の図鑑NEO、講談社の図鑑MOVE、学研の図鑑LIVEをはじめ、「くらべる図鑑」「あたまのよくなる図鑑」などいろいろな切り口の図鑑がたくさんあります。
そんな激戦区の平台の中で、できるだけ私が陳列している図鑑がこの「ピクチャーペディア」です。
なんでもいっぱい大図鑑という名の通り、美しい写真やイラストがページいっぱいにならんで紹介されているのが特徴です。
初めて見たときは、とても文字が細かいので、難しそうだとお客様に思われてしまうかなと感じたのですが、なんどもページをめくっていくうちに気づいたことがありました。
文字が細かいことにより、そのうち文字は見なくなり、写真やイラストだけに注目するようになりました。
すると、ページいっぱいに広がる世の中のありとあらゆるものごとが次々と現れて、無心で楽しむことができたのです。
見開き1ページでひとつのカテゴリーで分けられているところも私にはよかったと思います。

職業柄、どうしても初めて出会う児童書を見ると、

どんなお客様が選ばれるかな?
どう陳列したら売れるかな?

とかを先に考えてしまうことが多いので、こんなに図鑑を楽しんだのは久しぶりだなぁと気づいたのです。


小学生のときは、図鑑なんてそんな高価なものはうちでは買えないと思っていたので、たしか4年生のとき、母がポケット図鑑の動物を学校の注文で買ってくれたのがとても嬉しかったことを思い出しました。
そして6年生のとき、七草粥を自分たちでさがして作ることになり、どれが食べられる草なのか全くわからず、そうかポケット図鑑は植物にするべきだったんだと後悔したことまで思い出しました(笑)

こういった本を通しての体験をお客様にもたくさんして欲しいなと思っています。
ちょっと値が張りますが、なんでも紹介されている図鑑は子どもたちはとっても喜ぶと思います。
世の中のたくさんのものが載っている本から、子どもたちの好きなものが見つかるといいなと思い、私のお店ではこの図鑑を平台に置き続けています。
ぜひ一度手にとってご覧ください。