今日紹介する漫画は
必死だった頃の自分を思い出させる作品でした。
子供の頃の無力感。
自分に決定権はなく
抗う力もなく
窮屈で不自由だった。
未熟で何も知らずにいた。
知らないことにも気付いていなかった。
世界は狭く視野も狭かった。
でも自分なりに必死だった。
という事で、多田由美先生の新作です！
繊細でやさしく、かつ描かれる人物のどこか憂いを含んだ眼差し、表情に昔から心を鷲掴みにされていました。
まだ若い少年たちの道半ばの物語。
彼らなりの必死さで求める自分たちの未来。
彼らが押し潰されないように
自分を大切なものを無くさないように
祈るような気持ちで続きを待つ事になりそうです。
この先どのように綴られていくかとても気になります。
そして言葉以上のその表情が語る物語にぜひはまっていただきたい！！