「やすみのひ なにしてるの？」
目覚まし時計さん、ほうきさん、貯金箱さん、コップさん、おさらさん、スプーンさん。
私たちの身の回りにあるものたちがどう休日を過ごしているのかがかわいらしく描かれています。
目覚まし時計さんの休みの日は、ふかふかのふとんでお昼すぎまで寝坊してるそう。
貯金箱さんの休みの日は、がまんしないですきなものいっぱい買っちゃうんですって。
ほうきさんはお風呂屋さんへ、コップさんやおさらさんたちはレストランでごちそうを食べるんですって。
このほかにもおばけさん、せんたくばみさんもでてきて、どうやらみんな仕事の日とは反対のことをしがちのようです。
以前、この絵本が作られたお話を聞く機会に恵まれました。
この絵本は、「ストレスがないこと」をとても考えて作られているそうです。
絵本のカバーをなくし、角も丸め、大きさも絵本を読む親子にストレスがないよう配慮されているそうです。
また、作者の小池壮太さんは洋画家としてご活躍されている方なので、この絵本を通じて幼いころから
本格的な美しい油絵を見せてあげられるという魅力もあるそうです。
身の回りのものたちそれぞれにお顔があり、思わず微笑んでしまうくらいかわいらしい絵です。
お子さまとのんびり、ゆったりと過ごしたいと思っている方におすすめの１冊ですし、
ゆったりと過ごして欲しい願いを込めて、贈り物に選んでいただきたいなと思っています。