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『Quiet Corner 2』山本勇樹・監修(シンコーミュージック)

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『Quiet Corner 2』山本勇樹・監修(シンコーミュージック)

営業本部:野尻のおすすめ

 

音楽好きなので、ディスクガイドが出るとあれやこれやと買ってしまう。
好みのディスクガイドも多いが、う~んというものも意外とある。
そんな中、個人的にはこの山本勇樹さん監修の『Quiet Corner』はダントツに好きだ。


近隣からどんどんCDショップが無くなっていった頃、HMVさんがよく行くショッピングセンターに出店した7~8年前?東京に住んでいた頃よく行っていたHMVだ、と喜び入店し、まだこの『Quiet Corner』が無料の小冊子の頃に初めて出逢った。そこで山本さんがプロデュースした『bar buenos aires』(バーブエノスアイレス)という、カルロス・アギーレを中心にした素晴らしいセンスのコンピレーションアルバムに出会い、それ以来『Quiet Corner』の冊子が欲しくてHMVによく通っていた。。今でもその冊子は大切にとっている。
そんな『Quiet Corner』が書籍で発売したときは嬉しく、すぐに購入した。
今もその本には付箋がたくさん貼ってある。

そしてその『Quiet Corner』の第2弾が、なんと約7年ぶりに出た。
即予約し、前回同様気になるアルバムに付箋を貼り始めた。


なぜこんなにこのディスクガイドが好きか。
まず単純に、ピックアップするアルバムのセンスがとても秀逸で、知らないものも多いが聴くとどれも好み。

そして、紹介するテーマの切り口がとても素敵(今回は12のテーマ)。

日常の柔らかな抒情が息づく音楽を飾る『Still Life』
深い内省を秘めたブルーな音楽『Born to Be Blue』
心にやさしく寄り添う音触『Always By Your Side』


『Still Life』では、鈴木惣一朗さんのWorld Standard『色彩音楽』、すごく良い。
『Born to Be Blue』では、今お気に入りの Clairo『Sling』、癒やされる。
『Always By Your Side』では、大好きなKings of Convenience『Peace or Love』、まさかの新譜!

と、お気に入りのアルバムもすでに何枚かピックアップされていて、それがまたこんな紹介の仕方があるのか、とそのセンスに脱帽。
今までにディスクガイドで満足したことがない方、オーガニックなサウンドが好みの方はぜひこの『Quiet Corner』の1、2両方読んで聴いてほしいです。