齢40に突入してしばらく経ってしまった私ですが、先日同級生の友人と
久々にゆっくりと話す機会がありました。
互いに近況を報告し合っていると、お互い仕事や生活スタイルが全く異なるのに、
驚くほど似たような経験をして、些細な違和感に気づいてしまったり、
人間関係のモヤモヤを抱えていることがわかりました。
会話の中で何度「わかるわー」と発したことか！長く付き合ってくれているくらいなので、
元々感性は似ているのかもしれませんが、20代、30代の頃にくらべるとちょっとした事への共感部分が格段に増えている気がしました。
そんな出来事と全く同じ感情になったのが、本書を読んだ時でした。
主人公の「くま子さん」も４０代。くま子さんの日々のささやかな出来事が
丁寧に綴られたコミックエッセイです。
歳を重ねると昔は見過ごしていた些細な事に気づけたり、自分以外の人に共感できる部分が増えたりするのかもしれないと思うと歳を重ねるのも結構素敵なことかも、と前向きになれました。
これは是非友人にもすすめたい１冊です。