『サクッとわかるビジネス教養 地政学』 奥山真司 (新星出版社)浜松本店 店長:細川のおすすめ 2月24日のロシアによるウクライナ侵攻により、にわかに注目される言葉の一つとなった“地政学”。テレビや新聞等で“地政学”という言葉を目にすることは... |
『水上バス浅草行き』 岡本真帆 (ナナロク社)浜松本店 副店長:永山のおすすめ ほんとうにあたしでいいの?ずぼらだし、傘もこんなにたくさんあるし岡本真帆さん初の歌集。かわいい表紙に目がいき、帯に載っている上記の歌におかしさと同時にいとおしさがこみあげ、一瞬で心奪われてしまっ... |
『シャーロック・ホームズの建築』 北原尚彦 村山隆司 (エクスナレッジ)浜松本店 店長:細川のおすすめ 探偵の代名詞とも言える名探偵・シャーロック・ホームズ。彼は、時に相棒のワトソン博士と共に、時に一人で、数々の事件を解決するため、事件の舞台となる様々な建物を訪問しています。本書は、シャーロック・... |
『恥ずかしい料理』 梶谷いこ 平野愛 (誠光社 トランスビュー 八木書店 )浜松本店 副店長:永山のおすすめ おおよそどんな人の日常にも食がある。でも、生活の中での食事がどんな存在感を持っているか、という点については、人によって割とまちまちな感じがする。自分の暮らし方にあった形、受け継がれる味、シンプル... |
『シリア・サンクション』 ドン・ベントレー (早川書房)浜松本店 店長:細川のおすすめ ちょうど3週間程前、アメリカ軍の特殊部隊がシリア北部でIS(イスラム国)指導者の隠れ家を急襲し、殺害したとの報道がありました。平和な日本に生きている我々には、遠い異国の地の出来事ですが、改めてシ... |
『空飛ぶ馬』 タナカミホ 北村薫 (リイド社)浜松本店 副店長:永山のおすすめ 今や人が死なない日常ミステリは人気ジャンルのひとつとして確立されているけれど、この作品はその金字塔的作品といって差し支えないだろう。大学生の〈私〉がとあるきっかけで出会った噺家・春桜亭円紫と、日... |
『噂』 荻原浩 (新潮社)浜松本店 店長:細川のおすすめ 香水の新ブランドを売り出すため、渋谷で女子高生をスカウトし、「レインマンが出没して女のコの足首を切っちゃうんだ。でもミリエル(香水のブランド名)をつけてると狙われないんだって。」という噂を、口コ... |
『男の愛』 町田康 (左右社)浜松本店・文芸担当:永井のおすすめ Who is JIROCHO? さて、今どきの若い衆が、どれだけ清水湊の次郎長大親分のことを知っている? あれでしょ、清水ってサッカーで有名?あ、ちびまる子ちゃんの... |
『古典とケーキ』 梶村啓二 (平凡社)浜松本店 副店長:永山のおすすめ 2022年。今年はもう少し古典も読みたいなあと思うでもなく思っていたところにこのタイトル。なんてクラシックで甘美な響き!副題に『甘い再読』とあるように、著者がかつて読んだ好きな古典について語る。... |
『遅番にやらせとけ』 キタハラ (KADOKAWA)浜松本店 店長:細川のおすすめ 我々が働く書店には、スタッフの働く時間帯によって、“早番”と“遅番”という区分けが出来ています。書店だけなのか、そうでないのかは、他の小売業を知ら... |
『わたしの好きな季語』 川上弘美 (NHK出版)浜松本店 副店長:永山のおすすめ 季語に興味を持ったのは、まず俳句が題材の漫画を読んだから。それとここ一年ぐらいで、以前より少し散歩をするようになったから。散歩は、当たり前だけど車で通りすぎるときとは目線の高さも景色が変わる速度... |
『The World 世界のしくみ』 リチャード・ハース (日経BPM)浜松本店 店長:細川のおすすめ 世界の政財界エリート達が愛読する雑誌がアメリカにあります。その名も『フォーリン・アフェアーズ』。直訳すれば、「外交問題」になりますでしょうか。こちらは、“アメリカで最も権威あるシンク... |
『吉祥寺少年歌劇』 町田粥 (祥伝社)浜松本店 副店長:永山のおすすめ 舞台の上にはさまざまな魔法がある。でもそれは決してどこからともなく湧いてきたものなどではなく、関わったすべての人たちが織り成したものにほかならない。男子のみで構成される『吉祥寺少年歌劇』その舞台... |
『カミサマはそういない』 深緑野分 (集英社)浜松本店 副店長:永山のおすすめ 著者曰く深緑ならぬ「黒緑」と形容される、ダークでほの暗い話を集めた短編集。戦争が続くとある国、高射砲塔のすぐそばで、防衛線を越えてきた敵兵や森へ逃げる裏切り者を撃つ任務に就く少年たちを描く『見張... |
『アラマタヒロシの日本全国妖怪マップ』 荒俣宏 (秀和システム)浜松本店 店長:細川のおすすめ 少し前から、小学生の息子が、妖怪や都市伝説、未確認生物(UMA)等に突然興味を持ち始め、血は争えないものだなあと思っております。息子には、今までにも何冊か買い与えているのですが、本書は大人の妖怪... |
『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』 吉岡乾 (創元社)浜松本店 副店長:永山のおすすめ ブルシャスキー語、ドマーキ語、コワール語、カティ語、シナー語、カラーシャ語、カシミーリー語……どれも著者の研究対象である、話者人口の少ない言語だ。どれかひとつだけでも... |
『ロスト・ラッド・ロンドン 1』 シマ・シンヤ (KADOKAWA)浜松本店 店長:細川のおすすめ ロンドンの地下鉄の車内で、ロンドン市長が何者かに刺殺される。その地下鉄の同じ車内に偶然乗り合わせた、大学生のアル。たったそれだけのことが、彼の人生を大きく左右することになります。アルを犯人と見る... |
『バーナード嬢曰く。』 施川ユウキ (一迅社 講談社・一迅社)浜松本店・エキマチサテライト 統括副店長:永山のおすすめ 『読書家』って響き、カッコいい。そんな価値観はある一定数、常に人びとの内になんとなくあるような気がする。「読書家ってカッコいい」「自分もそうなりたい、見られたい」「でも本を読むのはめんどくさい」... |
『捕食者』 モーリーン・キャラハン (亜紀書房)浜松本店・エキマチサテライト 統括店長:細川のおすすめ 本書は、アメリカの13州を股にかけて動き回り、その土地、その土地で冷酷な殺人を繰り返した、イスラエル・キーズという男の物語です。歴史上、「切り裂きジャック」や「テッド・バンディ」等、世界中にその... |
『大英帝国2.0』 宇津木愛子 (鳥影社)浜松本店・エキマチサテライト 統括店長:細川のおすすめ 現在、世界の覇権を握っているのはアメリカである、という事実は誰もが疑いようもないと思いますが、アメリカの前の覇権国家であるイギリスも、実は今でも隠然たる力によって世界に影響を及ぼしているというの... |