《第165回芥川賞》
貝に続く場所にて 講談社 石沢麻依 |
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第165回芥川賞受賞!第64回群像新人文学賞受賞のデビュー作。 コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。人と場所の記憶に向かい合い、静謐な祈りを込めて描く鎮魂の物語。 |
彼岸花が咲く島 文藝春秋 李琴峰 |
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彼岸花の咲き乱れる砂浜に倒れ、記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので宇実と名付けられた。ノロに憧れる島の少女・游娜と、“女語”を習得している少年・拓慈。そして宇実は、この島の深い歴史に導かれていく。 |
《第165回直木賞》