小学館さんからご案内をいただき、私の記憶の片隅にあったこの絵本の存在を思い出しました。
よく考えてみると、私はこの絵本と向き合う機会を失っていたのです。
発売したのは2020年の3月で、ちょうど新型コロナウイルス感染者が増加してきた頃。
お客様の数がだんだんと少なくなり、いろいろな不安を抱えながら、私も普段の業務に加えて新規店の発注や
急な人事異動などイレギュラーな毎日でしたのでその当時からしばらくの間、
私と児童書との距離が少し離れた環境になり、
発売した新刊絵本にきちんと向き合うことができなくなっていました。
そんな中、「旅」という当時の状況とは反する題材で発売されたこの絵本。
ちゃんと向き合っていれば、当時必要とされた「おうち遊び」の絵本の仲間にだってなれたのに、
私は気づいてあげられませんでした。
だからこそ、改めてご提案をいただいた今、私はきちんとこの絵本を
再度お客様にご紹介したいなと心から思っています。
縦開きで収まりのいいサイズなので、一人で机やおひざの上で楽しむのもいいし、
誰かと向かい合って絵本を見せ合いながら探しあそびを楽しめます。
サイズ的にも持ち運びできますし、価格も安いので、ちょっとした手土産にもおすすめです。
楽しそうな表情をしたどうぶつたちもたくさん登場しますので、
見どころが満載な絵本になっていると思います。
注意を払いながらですが、ようやくできるようになった旅行や帰省などのお供にぜひいかがでしょうか？
