今回は、聖隷浜松病院売店、聖隷三方原病院売店、
共に売行良好な新書をご紹介します。
本書は、医師であると同時に漫画家でもある茨木保さんが、
筑摩書房からの「漫画を使った医学系の新書を」という要請に応え、執筆された一冊です。
内容は、医学部で習う解剖学の「器官系の分類」に沿って
十章に分かれていますが、決して医学の専門書ではなく、
寧ろ「人間の体について知りたい」と考える、一般の方向けに書かれています。
そして、私が本書を「お薦めしたい」と思う最大の動機は、
医学の発展に尽くした医学者たちの、時に無謀とも思える実験
のエピソードが多数描かれている点にあります。
それら、医学者たちの試行錯誤の結果、医学の進歩があったことを、
著者は、私たちに優しく(易しく)語り掛けてくれます。
新書なので、手軽に読める本です。
この本を通じて、ぜひ「人体の不思議」を学んでみてください。