『春のとなり』 高瀬乃一 (角川春樹事務所)本沢合店:犬塚のおすすめ この小説との出会いは、お店のお客様からの紹介でした。 主人公の奈緒は夫を亡くし義父(医者)とぎくしゃくした生活をしていました。 夫の死に疑問を持ちはじめ、真相を探るため親子で脱藩。信州から江戸... |
『タスキ彼方』 額賀澪 (小学館)本沢合店:犬塚のおすすめ テレビで何時間も生放送され、選手一人ひとりの名前と人生がクローズアップされる駅伝の大会など、世界中のどこを探してもないそうだ。そんな箱根駅伝を毎年楽しみにしている。 今年100回を迎えたこの大... |
『もう一度読みたい教科書の泣ける名作 新装版』 Gakken (Gakken)三方原店・本沢合店統括店長:河口のおすすめ 国語の教科書に掲載されていた作品の中から懐かしい名作が収録されています。年代によって心に残っている話は違うかもしれないが、「ごんぎつね」「モチモチの木」「杜子春」など誰もが知っている名作から、... |
『めざせ!ムショラン三ツ星』 黒栁桂子 (朝日新聞出版)本沢合店:犬塚のおすすめ 罪を償い更生するための矯正施設、刑務所。著者が管理栄養士として働く刑務所での怒ったり、泣いたり、笑ったりの日常が描かれています。刑務所の管理栄養士は、全国に20名ほどしかいない希少種だそうです... |
『風燃ゆる』 芝村凉也 (KADOKAWA)本沢合店:犬塚のおすすめ 痛快時代小説—とても読みごたえがありました。日の本の各地で争乱が続く時代に、小館の領主である佐双顕猛に知遇を得、客分として遇されている福坂幹是軒が、この物語の主人公である。ある日、風... |
『椿ノ恋文』 小川糸 (幻冬舎)三方原店・本沢合店統括店長:河口のおすすめ 「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」に続く第三弾で6年ぶりの続編。 手紙は「心」も「体」も動かす力がある。 今は少なくなってしまった手紙を書くということ。 久しぶりに大切な人へ手紙を出してみよう... |
『霜月記』 砂原浩太朗 (講談社)本沢合店:犬塚のおすすめ 今回も美しい装丁に心をうばわれました。「神山藩シリーズ」三作目。名判官といわれた祖父左太夫は隠居の身、父は突然失踪してしまい十八歳の若さで町奉行となる草壁総次郎を中心に親子三代のもどかしい関係... |
『藩邸差配役日日控』 砂原浩太朗 (文藝春秋)本沢合店:犬塚のおすすめ 年齢的に時代劇に、はまっています。今注目されている時代小説家砂原浩太朗の新作を読みました。「高瀬庄左衛門御留書」「黛家の兄弟」に続き3冊目です。やはりこの人の書く物語は心に優しい風が吹くなと思い... |
『正解のない問題集 道徳編』 池上彰 (Gakken)三方原店・本沢合店統括店長:河口のおすすめ 世の中には正解のないものがたくさんある。正解がないからこそ、自分の頭でよく考えることも大切なのではないでしょうか。自分の意見を持ち、そして他の人の意見にも耳を傾けるということ。友達はたくさんいた... |
『編み物ざむらい』 横山起也 (KADOKAWA)本沢合店:犬塚のおすすめ 江戸に実在した「編み物ざむらい」とは、どんな侍なのかと興味をひかれ、この本を手にしました。武家黒瀬家の息子として生まれ、剣術よりも編み物に興味を持つ感九郎。ある日、お奉行に認められた蘭方医の行い... |
『ヘパイストスの侍女』 白木健嗣 (光文社)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ 最近、「防衛省が人工知能(AI)を活用した世論操作に乗り出した。」との記事が目を引いた。この小説にも“マリス”というAIが登場する。AIは賢いけれども事実は解明できても、... |
『リバー』 奥田英朗 (集英社)三方原店・本沢合店統括店長:河口のおすすめ 読んだつもりでいたが初読み作家さんでした。 推理小説や警察小説は数多く読んできましたが、今作も個人的には推しです。警官、元警官、新米記者、被害者の父親、疑われる男の恋人、それぞれの視点から話が描... |
『ハヤブサ消防団』 池井戸潤 (集英社)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ 平穏な景色に潜む悪意。のどかで平和に見える山村にも都会と同じく複雑な人間関係や事情があり、それに翻弄される人たちがいる。人が集まるところに様々な軋轢が生まれるのは田舎も都会もさしたる違いはない-... |
『朱色の化身』 塩田武士 (講談社)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ 何年か前に、グリコ森永事件を題材にした「罪の声」を読み、塩田武士という作家が心に残っていました。今回、「知りたい」「聞きたい、彼女の声を」「知られてはいけない、あの罪を」という本の帯に書かれた... |
『ひまわりは恋の形』 宇山佳佑 (小学館)三方原店・本沢合店統括店長:河口のおすすめ こんなに切なくて胸が締め付けられる本を読んだのは、いつ以来だろうか。 人生、いつ何が起こるか分からない。後悔しないためにも今を全力で生きよう。人との出会いを大切に、しっかり向き合っていく人間同... |
『黛家の兄弟』 砂原浩太朗 (講談社)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ この本との出会いは、お客様のご注文された「高瀬庄左衛門御留書」がきっかけです。ご注文された本が店にあり、手にした瞬間“なんて素敵な装丁”と心を奪われました。本のあらすじを... |
『失われた岬』 篠田節子 (KADOKAWA)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ 600頁弱の推理小説。北海道のとある岬で、大切な家族・友人・恋人が消えていく。カルト教団の仕業なのか…。登場人物が時代を前後しながら出てきて、どのようにつながっていくのかを推理しつ... |
『7.5グラムの奇跡』 砥上裕將 (講談社)三方原店・本沢合店統括店長:河口のおすすめ 巣ごもり生活が続くようになり、PCを使う時間や読書時間が増え、目を酷使しているように感じているときにこの本に出会いました。みなさん「視能訓練士」という職業をご存知でしょうか。視能訓練士とは、視... |
『霧をはらう』 雫井脩介 (幻冬舎)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ 「冤罪」とても怖いと思います。浜松でも現在戦っている方がいます。失われた時間は戻りません。この本では、情熱あふれる、それでいてとても心優しい一人の若い弁護士が、一人の母親を救おうと奔走します。刑... |
『田中家の三十二万石』 岩井三四二 (光文社)本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ 百姓でいる限り、一生この畑と田に縛りつけられる。そんな窮屈な今の身から逃れる手がひとつだけある。侍になればいいのだ。年貢を納めなくていい上に、うまくゆけば年貢を得られる身になる。そうすれば暮らし... |