『近現代音楽史概論B 邦楽ロック随想録』高橋弘希営業本部:野尻のおすすめ 芥川賞作家、高橋弘希さんの「近現代音楽史概論B」。「はっぴいえんど」から始まる、まさに近現代の邦楽ロック史のポイントとなるアーティストたち30組について語った音楽エッセイ。もともと高橋さんがロッ... |
『ちょっと本屋に行ってくる。』藤田雅史営業本部:野尻のおすすめ 2024年。時が経つのは早いなぁと毎年感じるけれど、歳を重ねるごとにそのスピードは増す。いや、そんなわけはなく、時の流れは毎年同じはずなのだけれども体感速度は歳をとったことで確実に早まった。気が... |
『半暮刻』月村了衛営業本部:野尻のおすすめ 月村先生の本に出会ったのは、10年近く前だっただろうか。「機龍警察」シリーズでお名前は知っていたが、実際に作品を読んだのは幻冬舎から頂いたゲラかプルーフで「土漠の花」を読んだのが最初だった。その... |
『おれたちの歌をうたえ』呉勝浩営業本部:野尻のおすすめ 第165回、直木賞候補作品。以前に呉さんは、「スワン」でも直木賞候補に、そしてその後第167回直木賞にも「爆弾」が候補作としてノミネートされる。早く直木賞を獲ってもらいたい作家さんの一人。きっと... |
『インビジブル』坂上泉営業本部:野尻のおすすめ 舞台は敗戦から9年経った、戦後間もない⼤阪。そこで起こった連続殺⼈事件に、今とは違った当時の警察機構で⼤阪市の警視庁若⼿刑事と、国警(国家地⽅警察)のエリートというちょっと変わったコンビが挑む。... |
『1973年に生まれて』団塊ジュニア世代の半世紀 速水健朗 (東京書籍)営業本部:野尻のおすすめ 気がつけば私も今年で50歳。数字だけで見ると随分と生きてきたものだ。でも人生100年時代と言われるこのご時世においては、50歳は折り返し地点。そうか、折返しだからだ。だから50年も生きてきたわり... |
『まいまいつぶろ』 村木嵐 (幻冬舎)営業本部:野尻のおすすめ 時代小説を読んで泣いたのは、この「まいまいつぶろ」で2度目だ。1度目は司馬遼太郎さんの「戦雲の夢」。もう数十年前のことなので、何で泣いたか、どこに感動したのかは覚えていない。ただただ、時代小説で... |
『音楽が鳴りやんだら』 高橋弘希 (文藝春秋)営業本部:野尻のおすすめ 芥川賞作家・高橋弘希さんの「音楽が鳴りやんだら」。音楽好き、本好きの自分にとってはたまらない小説だった。主人公は音楽の天賦の才に恵まれた福田葵。彼が幼馴染と結成した通称サーズディというバンドが大... |
『汝、星のごとく』 凪良ゆう (講談社)営業本部:野尻のおすすめ 第168回の直木賞候補作、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」。実は、この回の直木賞候補作品の中で一番心に刺さった作品だった。個人的な思いとしては、受賞作品の「地図と拳」「しろがねの葉」と、この「汝... |
『月の満ち欠け』 佐藤正午 (岩波文庫的)営業本部:野尻のおすすめ 新年あけましておめでとうございます。2022年はたくさんの素晴らしい本に出会うことが出来ました。2023年もどんな本に出会えるか、新年早々ワクワクしております。今年も谷島屋スタッフおすすめ本が皆... |
『夜が暗いとはかぎらない』 寺地はるな (ポプラ社)営業本部:野尻のおすすめ 寺地はるなさんの作品に魅了されている。この「夜が暗いとはかぎらない」の装丁を、浜松のイラストレーターの akira muracco さんが担当されており、そこをきっかけに以前から気になっていた寺... |
『イオカステの揺籃』 遠田潤子 (中央公論新社)営業本部:野尻のおすすめ 遠田潤子さんの作品を読むときは、いつも読める喜びと同時に気合が必要になる。端的に言えば、その重さ故に軽い気持ちでは読めないからだ。ただ、その重厚さが小説を読む醍醐味でもあり、やはり心地よい。今回... |
『夏の陰』(KADOAWA)営業本部:野尻のおすすめ 『夏の陰』岩井圭也(KADOKAWA)岩井圭也先生の作品にハマっている。デビュー作「永遠についての証明」から、この「夏の陰」「分身」までは発売するたびに買って読んでいた。その後特に理由はないが... |
『爆弾』呉勝浩(講談社)営業本部:野尻のおすすめ 『爆弾』呉勝浩(講談社)年2回。直木賞のノミネート作品が決定すると、その時点で未読の本はすぐに手に入れ、そこから数日で一気に読む。そして自分なりの予想を立て、身勝手に作品についてあれこれと評価... |
『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子(新潮社)営業本部:野尻のおすすめ 『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子(新潮社)話すことはどちらかと言えば苦手だ。論理的に物事をまとめることは確実に苦手だ。昔から読書感想文も苦手で、あらすじをまとめるのも大変下手くそだ。そんな僕は... |
『マイ スモール ランド』川和田恵真(講談社)営業本部:野尻のおすすめ 『マイ スモール ランド』川和田恵真(講談社)この本にたどり着いたのは、本が人生の中心にある自分にとっては稀なケース。日本に、ROTH BART BARONという素晴らしいバンドがいる。最近で... |
『海が走るエンドロール』たらちねジョン(秋田書店)営業本部:野尻のおすすめ 『海が走るエンドロール』たらちねジョン(秋田書店)僕は漫画を読むのが得意ではない。漫画は大好きなのに、漫画を読むのが尋常じゃないほど遅い。若い頃に、友達と漫画の貸し借りをしたとき、あっという間... |
『塞王の楯』今村翔吾(集英社)営業本部:野尻のおすすめ 『塞王の楯』今村翔吾(集英社)今村先生、直木賞受賞おめでとうございます!いやぁ、本当に本当に嬉しい。しかも米澤穂信先生『黒牢城』との時代ダブル受賞なんて、素晴らしい!※『黒牢城』も最高に面白い... |
『ロスト・ケア』葉真中顕(光文社)営業本部:野尻のおすすめ 新年あけましておめでとうございます。2022年も何卒谷島屋をよろしくお願いいたします。2022年最初のおすすめは、この本でスタートしたいと思います。『ロスト・ケア』葉真中顕(光文社)これは、私... |
『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬(早川書房)営業本部:野尻のおすすめ いやぁ、久々にすごい新人が出てきましたね。もうすでに業界では大きな話題になっているので知っている方も多いと思いますが、アガサ・クリスティー賞受賞の逢坂冬馬さん『同志少女よ、敵を撃て』。率直に言... |