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『現代思想入門』 千葉雅也(講談社)バイヤー:丸林のおすすめ 20世紀以降の現代哲学、デリダ、ドゥルーズ、フーコー…といった思想家について解説している。まさにタイトル通り「入門書」にあたる本書です。哲学書は本当に敷居が高くて、とっつきにくい... |
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『砂嵐に星屑』 一穂ミチ(幻冬舎)バイヤー:丸林のおすすめ 「スモールワールズ」で第9回静岡書店大賞を受賞された一穂ミチさんの書き下ろし最新作。テレビ局を舞台にした連作4編集。それぞれの短編の主人公は、社内不倫の“前科"で腫れ物扱いの四十代... |
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『時短・効率化の前に今さら聞けない時間の超基本)』 二間瀬敏史(朝日新聞出版)バイヤー:丸林のおすすめ 「時間」が無い……。誰もが必ず出ちゃうセリフです。皆さんは時間との付き合いはどうされていますか?本書は「時間」をきちんと整理して生活スタイルに合わせて解説しています... |
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『文藝 2022年 02月号(春)』(河出書房新社)バイヤー:丸林のおすすめ 皆さん「文芸誌」をお読みになられますか?小説やエッセイ、詩歌が掲載される月刊や季刊の刊行雑誌です。「新潮」等に代表される王道の純文学が主体の雑誌が有名です。現在はエンターテインメント等の大衆文... |
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『嫌われた監督落合博満は中日をどう変えたのか』鈴木忠平 (文芸春秋)バイヤー:丸林のおすすめ 生まれてからずっとドラゴンズファンですが私は「落合政権」時代が好きです。シンプルに「勝ち」にこだわり、常勝軍団を作り上げた落合博満という男は何者だったのか。長年ドラゴンズの担当記者をしていた著... |
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『言語学バーリ・トゥード』川添愛 (東京大学出版会)バイヤー:丸林のおすすめ 言語学者の痛快エッセイ集。これがホントに面白かった。書店店頭などに置いてある各出版社が発行するPR誌をご存知だろうか。東京大学出版会が発行するPR誌「UP」に連載した記事をまとめて刊行した本。... |
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『IN/SECTS Vol.13』 (インセクツ )バイヤー:丸林のおすすめ 大阪発ローカル・カルチャーマガジン『 IN/SECTS(インセクツ) 』をご存知でしょうか。恥ずかしながら私はお問い合わせで初めて知りました。早速、お取り寄せして購入してみました。最新号13号... |
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『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』 情報文化研究所 高橋昌一郎 (フォレスト出版 )バイヤー:丸林のおすすめ 今の時代、簡単にTVやSNSで情報が手に入ります。 情報量は膨大な量が溢れかえり。その真偽も確かめず拡散して炎上……。 なんてニュースを良く耳に... |
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『エレジーは流れない』 三浦しをん (双葉社)バイヤー:永山のおすすめ かつては観光客で賑わっていたものの、今はその影もなく、半分眠ったように寂れた温泉街「餅湯温泉」で暮らす高校生の主人公・怜(れい)と、彼を取り巻く友人たちや二人の母親や町の人びと。「二人の母親」... |
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『直売所、行ってきます』 松本英子 (朝日新聞出版)バイヤー:永山のおすすめ 直売所。に、対しての思い入れやときめきは特にない。ないけれど、松本英子さんに描かれてしまっては、読後には手の平を返すように近場で行けるところを探しているだろうな、と予想もできていた。旅というに... |
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『居るのはつらいよ』 東畑開人 (医学書院)バイヤー:永山のおすすめ ただ、いる、だけ。居るだけのことが難しくて息苦しい。居るだけを、社会のさまざまな目が許してくれない。仕事の手伝いに来たけどすることがなくなってしまいぽっかりと空いた隙間や、何かしらの集まりで、... |
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『往生際の意味を知れ! 1』 米代恭 (小学館)バイヤー:永山のおすすめ 学生時代に恋に落ちた、まるで女神のような元カノ。幸せな交際をつづけていた日々の最中、唐突に別れを告げられ、失踪してしまった元カノ。それでも彼女を忘れられずに、まさに彼女の敬虔な信者そのものとし... |
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『マンガでわかる「日本絵画」の見かた』 矢島新 (誠文堂新光社)バイヤー:永山のおすすめ 「マンガでわかる」といった類の、わかりやすさを売りにした本については、ともすれば表層的な知識だけを得て「わかった気」になっただけで終わってしまうおそれがある。そういった意見をどこかで目にした覚... |
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『推しが武道館いってくれたら死ぬ 1』 平尾アウリ (徳間書店)バイヤー:永山のおすすめ 「推し」というものが存在する人生というのは、それが占める比重が大きければ大きいほど、良くも悪くも狂いやすいらしい。この漫画の主人公「えりぴよ」さんは、岡山のローカルアイドルグループ「ChamJ... |
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『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』 森山至貴 (WAVE出版)バイヤー:永山のおすすめ 「あなたのために~」「~だからわかるよ」何かの折に不意に誰かに投げかけられた言葉。表面的には正しいこと「のように」聞こえるのに、なぜだか妙に気持ちがモヤモヤしてしまうときはないだろうか。その瞬... |
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『サキの忘れ物』 津村記久子 (新潮社)バイヤー:永山のおすすめ 津村記久子が書くSF(すこし・ふしぎ)な短編集。観光名所案内の形式をとりつつ、ガイドが語る土地の歴史の端々から不穏な何かを感じさせる「ペチュニアフォールを知る二十の名所」『何』を目的にしている... |
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『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』 スケラッコ (リイド社)バイヤー:永山のおすすめ なぜしょうゆさしなのかは分からない。タコにも見える不思議な愛らしさをたたえたしょうゆさし。そんなしょうゆさしがたまにゆかいな仲間を交えつつ、食べたいものを作って食べて、ときには買い食いして、す... |
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『美しい万年筆のインク事典』 武田健 (グラフィック社)バイヤー:永山のおすすめ ずいぶん昔に、友人からガラスペンと青いインクで書いた手紙をもらったことがある。なんて洒落ているんだろうと感動して、それからは文具店に立ち寄るたび、インク売場を気にするようになった。おおまかに色... |
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『メタモルフォーゼの縁側 1』 鶴谷香央理 (KADOKAWA)バイヤー:永山のおすすめ 75歳の老婦人と17歳の女子高生。このまま何事もなくゆるやかに日々をすごしていくのかしらと、諦めとも達観とも似ているようで違う日常にするりと入り込んできた、小さくも大切な「何か」&hellip... |
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『化粧劇場』 イガリシノブ 劇団雌猫 (池田書店)バイヤー:永山のおすすめ 昨今のコロナ禍でほとんどの人がマスクを着用するようになってから「明らかに化粧をしなくなった女性スタッフがいる」という話を耳にし、直接言われずとも化粧の有無はわりと見られてるんだな、と恐ろしくな... |