谷島屋で推している岩井圭也先生の新刊。
今まで刊行されたどの作品を読んでも、モチーフが多彩で同じ作家先生なのかといつも驚かされる。
岩井先生の作品の中でも今作はとてもポップな作品でとても間口が広く、
多くの方に岩井先生を知って楽しんでいただける作品ではないでしょうか。
その中にも重厚なテーマがしっかりと散りばめられた読み応えのある作品です。
帯に「令和版IWGP（池袋ウエストゲートパーク ）」と書かれているがまさに。
若者たちの活動に胸躍る作品となっている。
横浜の名探偵、主人公のロンと、相棒は引きこもりのパソコン少女ヒナ。
探偵のサポート役がリモートなのは時代でとても面白い。
仲間たちも生き生きと描かれていてぜひ映像化して欲しい作品です。
主人公ロンの言動にハッとさせられる事もあり若者たちの活躍に元気をもらいました。
シリーズ化も決定していて第２弾も5月に刊行されるのでこちらも楽しみにしております。