ここのところアジアのミュージックシーンが面白い。
良質でレベルの高いサウンドを鳴らすアーティストが各ジャンルに次々と現れる。
そこで、アジアのポスト・クラシカル~エレクトロシーンと言えばこの人。
Kin Leonn(キン・レオン)。
どうやら「シンガポールのアンビエント・ボーイ」と呼ばれているらしい。
もともと”midst"というアンビエントユニットのとして活動していたが、今回アンビエント、ネオクラシカルアーティストを排出する「Kitchen Label」よりデビュー。
ちなみにレーベル名の「Kitchen」はよしもとばななの小説「キッチン」にちなんで名付けられたそうだ。同レーベルからはKin Leonnの他、同じシンガポールからASPIDSTRAFLY、日本からはharuka nakamuraやFJORDNE、Janis Crunchなどそうそうたるメンバーがリリースしている。
幻想的でメランコリックな美しいサウンドがとても心地よい、このKin Leonnのデビューアルバム。
是非アルバム一枚通して聴いてみてもらいたい。読書のバックでひっそりと、心地よい読書の後押しをしてくれるに違いない。