読書におすすめの音楽には、あまり歌ものを入れないようにしている。
それは、どれだけ素晴らしい歌でも歌があるとどうしてもそちらに気が行ってしまい読書がうまく進まない、そういったことが予想されるからだ。
だた、それでもなんとか一人でも多くの方にこのPeter Broderickの素晴らしさは知ってもらいたい。そんな思いからピックアップしてみた。
最初はポスト・クラシカルのアーティストとして認識していたのだが、その歌声が素晴らしく、フォークやインディ・ロックまでと楽曲の幅は非常に広い。
そしてどのジャンルをやってもとにかくクオリティが高く、全ての作品の根の部分には『静』という文字がハマる。
どのアルバムを聴いてもとても素晴らしいのだが、個人的にはこのアメリカはポートランドが生んだ天才シンガーソングライターのイチオシはこのアルバムだ。
今回紹介する『below it』の他にも『And It`s Alright』や『Games』など素晴らしい曲が満載だ。そういえばニルス・フラームがリミックスした『And It`s Alright』は涙モノだ。
きっとピーターの歌声は読書を邪魔することは無いだろう。
より『静』の世界へと導いてくれ、読書体験の世界の幅を広げてくれる。
そう信じて紹介してみます。