あの質問に大人が本気で答えました。
1897年、アメリカのニューヨーク・サン新聞に8歳の女の子から,一通の手紙が届きました。
「サンタクロースっているの？ほんとうのことをおしえてください」
サン新聞は誠実かつ愛情をこめた答えを社説にて掲載しました。
インターネットが普及し、簡単に情報を得ることができる昨今。
目に見えるものがすべてと思われがちです。
しかし、実際の世の中は目に見えないもので回っています。
それは「おもいやり」や「いたわり」といった素晴らしいものや、
「憎悪」や「嫌悪」といった嫌なものまで。
この絵本は「素晴らしいもの」を思い出させてくれる一冊です。
いもとようこさんの訳と絵がやさしさを倍増してくれています。
小さなお子様には少し難しい話かもしれません。
大人が一緒に読んであげることをお薦めいたします。
この時期にぜひ手に取ってご覧ください。