「ワークマン」の快進撃をご存知の方も多いと思います。
作業服専門店としての認知度が高かった「ワークマン」がなぜこれほどまでに急成長を遂げたのでしょうか。
作業服業界では圧倒的な存在でしたが、その市場の大きさはハッキリと見えていました。
大きなブレイクスルーにはワークマンの「しない経営」という企業理念が全従業員で共有できている強みが生きています。
・残業しない
・無駄なことをしない
・ワークマンらしくない事はしない
何故かこれだけ書くと「?」マークが浮かびますね。
本書はこの「しない経営」を一つずつ解説しています。
特に「ワークマンらしくない事はしない」という項目が刺さりました。
アパレル会社では無い。自社が誰にどのような価値を提供してきたか。
その地に足のついた企業理念が突飛な発想で改善した訳ではない事がうかがえます。
社員のやる気を引き出す企業風土、地に足のついた企業理念。
自分の頭で考える社員が育つ環境には「しない事」をはっきりさせているからこそ今自分たちが「すべき事」が分かっているんだと感じました。