香水の新ブランドを売り出すため、渋谷で女子高生をスカウトし、「レインマンが出没して女のコの足首を切っちゃうんだ。
でもミリエル(香水のブランド名)をつけてると狙われないんだって。」という噂を、口コミのために広めた。その販売戦略
通り、噂は都市伝説となり、香水は大ヒットした。しかし、足首のない少女の遺体が見つかり、噂が現実となってしまう…
オカルトチックなストーリーではありますが、捜査にあたる二人の刑事を主として進む展開が圧倒的に面白く、一気読みした
ことが忘れられません。徹夜して読破したという本はなかなかないのですが、本書は私にとって、その“徹夜本”です。
この作品の面白さをお客様にも是非体験していただきたく、私が異動になった店舗では「店長オススメ」として、必ず仕掛け
販売を行ってきましたし、仕掛けた店ではしっかりと実績を残すことが出来ました。
現在の勤務店でも「店長オススメの1冊!」として展開しておりますし、16年前に刊行された文庫にも関わらず、非常に良く
売れております。
ラスト1行を読んだ時の衝撃を、是非多くの方にも分かち合っていただきたいと思います。