余命宣告された千田原一花が大学で出会った萬木先生、生きる希望だった先生が突然姿を消した。
偶然再会した先生は自分が「くたばり損ない」だと明かす。
恋が八方塞がりだと一花ちゃんは語ります。
くたばり損ない同士惹かれつつも、受け入れられない現実がいつも背後につきまとう。
先が決まっているからこそ懸命に生きる2人の姿はまぶしくて、けれどとても切ない素敵なお話。
私はこの物語が大好きです。
恋の行方、残してしまう家族への思い、たくさんの感情が繊細に描かれた最高のハッピーエンドが待っています。
タダノなつさん作「束の間の一花」全3巻。ぜひ読んでみてください。