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『本当の自由を手に入れるお金の大学』 両@リベ大学長  (朝日新聞出版)

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店員のオススメ

富士宮店

『本当の自由を手に入れるお金の大学』 両@リベ大学長  (朝日新聞出版)

富士宮店  店長:河合のおすすめ



また「お金の本」です。この本も実に読ませる上に必ず役に立ちます。おすすめです。

まず、タイトルが上手い。「本当の自由を手に入れるお金の大学」って。
いいね、なんかワクワクする。ライオンみたいなキャラも可愛いし。手に取りやすいよね。

それから初っ端「はじめに」に続くフレーズで一撃入れてくる。割とエグい角度で。
誰しもなんとなく、もしくは切実に感じている恐怖を遠慮なく煽る。
劈頭に一発喰らわしてからの引き込みがハリウッド映画みたいでこれまた上手い。

本書のいいところは一足飛びに「投資で一発逆転!」とか、「不動産で不労所得!」とかではなく、
「経済的な自由を手に入れる」ために抑えるべき基本を念入りに叩き込んでくれることだろう。
「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」という5つのお金の扱い方を順番に学んでいくことになるが、
関西弁の学長とお金に無知なリーマンくんの対話形式で掛け合いも面白く、
また図式がふんだんに盛り込まれていて、非常に飲み込みやすい。

一番最初が「貯める」。
「稼ぐ」でも「増やす」でもなく「貯める」。
簡単に言えば支出を減らそう、ということで「人生の六大固定費」という定義を出してくる。
通信費とか保険とか、意外と誰にでも必要以上に「支払ってる」項目が必ずあるはず。
そこを見直す。
無駄な支出が減れば貯蓄に回せるし、貯蓄ができれば次の手を打てる。
種銭がなければ増やしようが無いから、だからまず「貯める」なのだ。
うん、なかなかに説得力あるよね。

本書の「貯める」だけでも実行できたら、通帳に記載される金額が明確に変わると思う。
そうなれば続けて「稼ぐ・増やす・守る・使う」を実行したくなると思う。
そしてその先には・・・

俺たちの冒険はこれからだ!