1年待って、ようやくこの絵本を展開できる季節になりました。昨年のクリスマス絵本の新刊です。
毎年、クリスマス絵本フェアの展開は、その年に発売された新しいクリスマス絵本をお客様の目に止まりやすい位置に陳列をするようにしています。
ここでお客様の反響が良ければ翌年のクリスマス絵本フェアの選書につながるからです。
いつだってお客様が私に教えてくれるのです。
はじめて出会ったクリスマス絵本は、どのくらい売れるのかが未知数ですし、
お店の状況に合わせなければならないので、仕入れ数が慎重になってしまい、
絵本を作ってくださった方々にはとても申し訳ないのですが、
12月25日まで満足のいく展開ができなくなってしまうこともあります。
そんなときは、その無念の思いを翌年まで温めておきます。
棚に余裕があれば、翌年の冬まで返品もせずにずっと棚に残しておきます。
作業中その絵本を目にするたびに「待っててね」と心の中で声をかけています(笑)
このように、1年間の思いを込めてようやく展開ができている絵本もあるのです。
私の今年の対象はこの絵本でした。
クリスマスの食べものは、見た目がお洒落で可愛らしいものが多いので、
私たちに夢や憧れを抱かせてくれます。
そんな憧れのごちそうが描かれながら、楽しい読み聞かせ絵本になっているところが素敵だなと思いました。
背景が夜空なこともあり、黒色のページに浮かぶごちそうがより一層お洒落で美味しそうに映り、
クリスマスのごちそうをテーブルに並べたパーティをしたくなるような気持ちになってくるので、
これからの季節にぴったりの絵本だと思いました。
絵本の最後のページに書かれている言葉を私からも送ります。
この絵本を読んで、みなさんもすてきなよるになりますように!