ホラーと言っていいのか、ちょっと悩みます。
怖いです。ちょっとグロテスクな表現があります。
わけのわからないパニックがあります。
背筋が冷たくなるような不気味さがあります。
どうしようもない絶望を目の当たりにします。
それが絶望なのか? と、価値観があやふやになります。
もうわかりやすく、物語に振り回されます。
それ以上に、「ことば」が襲い掛かってきます。
読んでいて物理的な衝撃を受けたか、と思うくらい、
もしかしたら身体が揺れていたかもしれないくらい、この「ことば」にがつんがつんやられました。
さあ、思い切って、この「ことば」と物語の坩堝に飛び込んでみましょう。