
北海道日本ハムファイターズの新しい本拠地として2023年に誕生したボールパーク
「ES CON FIELD HOKKAIDO」
この日本で初の「ボールパーク(野球場を中心に、他にも買い物、食事、
レジャーなどを楽しむことができる複合施設)」を実現させたるために
奮闘した男たちについて描かれたノンフィクションです。
ファイターズと言えば、本拠地を東京から北海道に移し、
札幌ドームというホームスタジアムで順調に歩を進めているように思っていました。
しかし、現実は少し違っていたようです。
本書の主役である球団事業部に属する2名の人物が、プレイヤーである選手達のこと、球団の将来、
地域との繋がりなど、様々なポイントから、現状に危機感を覚え、新スタジアム構想を立ち上げます。
そして、立ちはだかる困難に屈せず、それを実現させます。
本書で描かれているその一つ一つのドラマに心打たれました。
そして、こんな風に仕事に対して情熱を持てるのは素敵だなと。
ノンフィクション作品としての面白さはもちろんですが、
ビジネス書として4月から新社会人になる方にもおすすめですし、
私のような中年サラリーマンの方にも、スガシカオさんの「Progress」を聴きながらぜひ読んでほしいです。