この本を最初に見たとき、なんだか、すごい熱量の児童書が出たな、と思いました。
「日本」のどこにでもある風景を宇宙人目線で見てみたら、無限の謎にあふれていて、
それらの謎の正体が解き明かされていくというストーリー仕立て。
裏表紙には「この本を読んだ後には世界を見る目がかわる」というキャプションつき！
ちょっと懐かしさも感じる絵柄で、書き込みの量が半端ない。
手に取らずにはいられませんでした。
本書の前書きに、「この本に書いてあるのは、知らなくても大人になれることです」と書いてあるとおり、
この本に書いてある「謎」の答えのほとんどを知らずに大人になった私…。
言われてみると確かに「謎」な物事に、これまでなんの興味も持たず、
ウン十年も生きてきた自分にちょっとがっかりしました。
今まで当り前に通り過ぎていた建造物ひとつにも形の意味や思考錯誤の歴史があったんだと教えられました。
読み終えて、本当に世界を見る目が変わった気分です。
この本の「謎」の数々が、成長過程のお子様たちにとって、
自分の身近な世界の中にもすごい現象や技術や創造にあふれた物事があふれていることに気づいて、
色んな物事に興味をもつきっかけになると良いなと思います。
これからの毎日がワクワクする世界に変わる1冊です。