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『中東紛争』   黒井文太郎  (講談社)

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サンストリート浜北店

『中東紛争』   黒井文太郎  (講談社)

サンストリート浜北店・店長:細川のおすすめ




この原稿を作成している2025年5月17日現在、イスラエル軍が再度ガザ地区への空爆を再開しました。2023年10月にパレスチナ人組織「ハマス」によるイスラエルへの奇襲攻撃や同国民を多数人質を取ったことで、その後のイスラエルによる報復は熾烈なものとなっています。
本書は、混迷を深める現代の中東情勢を理解する上でのポイントを、特にインテリジェンス分析の手法(諜報機関やテロ組織の動き等)から解説したものです。

車で移動するターゲットを空爆で暗殺したり、ポケベルに仕込んだ爆弾を一斉に爆発させて敵組織に甚大な被害を与える等、イスラエルによる秘密の作戦は映画の域を超えて、我々は驚愕させられます。
昨年のシリアのアサド政権崩壊までの動きや、上記秘密作戦はどのように遂行されたのか等々、テレビや一般の報道ではあまり明らかにされない事実が本書では詳しく解説されています。
アメリカでのトランプ政権誕生により、ウクライナ情勢と共にますます目が離せなくなっている中東情勢。
特に中東は各国政府だけでなく、背後のアメリカやロシア等の大国の動き、イスラエルとイランの対立、その配下で蠢くテロ組織等複雑で、また相互に絡み合っています。
そんな複雑な中東情勢をコンパクトに理解されたい方は是非お読みください。