「この星に生まれてきたことに、感謝してるんで」
部活の帰りに立ち寄ってくれた男子高校生のこの一言に、この作品のすべてが凝縮されていたと思う。
さりげないこの言葉の中に込められていたのは、
思いやりがあれば人は幸せに生きていけるという事なんだと思った。
彼がどれほど大事に育てられてきたかの証でもあり、
思いやりに溢れた幸せな日々を彼に過ごさせたご両親に感謝したいし私もそうなりたいと思う。
(ネタバレだけど美船の息子ですね)
ほんの少しの気遣いが、ほんの一言の優しさが、誰かの人生を救う事もあると伝えてくれる作品。
「私、この星に生まれてきて、本当に幸せ」と締めくくる瞬間を噛みしめました。
*いつ登場するかとヤキモキしていたタイミングで、美船の息子が現れて一安心。
キモのセリフを息子に語らせることにより、安堵の波が押し寄せた・・・