Thomas Bartlett & Nico Muhly(トーマス・バートレット&ニコ・マーリー)の
『Peter Pears: Balinese Ceremonial Music』
落ち着く。
このアルバムで初めてガムラン音楽(*)というものを知ったが、なんとも美しい旋律。
トーマスの歌がまたよくあう。
穏やかな空気に包まれ、ゆっくりとした時間の流れを作り出す二人の共演作はまさに読書にはまる。
ニコ・マーリーはスフィアン・スティーヴンス(アルバム・イリノイ最高!)との共演、トーマスは「Q誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」68位にランクインしているアントニー・へガティ率いるアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ(her eyes are underneath the groundhaは名曲です!)のメンバーということで、ともに81年生まれの素晴らしいミュージシャンです。
*ガムラン音楽・・・インドネシアの打楽器合奏の総称で、ガンサ(鉄琴)、クンダン(太鼓)などを用いて一定のパターンを反復させる儀式や祝祭に欠かせない音楽。