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『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』 廣嶋玲子 jyajya (偕成社)

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店員のオススメ

バイヤー(児童書)

『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』 廣嶋玲子 jyajya (偕成社)

児童書バイヤー:井澤のおすすめ




「不幸は幸に、幸は不幸に。銭天堂は、お客をえらぶ。」
心に悩みや欲望を持つ主人公の前に現れるふしぎな駄菓子屋・銭天堂。
銭天堂の店主・紅子さんはお客が幸せになる駄菓子を差し出します。
今の自分の願いが叶う魅力的な駄菓子を目の前にした主人公たちは、注意事項が書かれた紙をよく読まずに、真っ先に食べてしまいます。
ふしぎな食べ物には注意が必要だということも知らずに・・・。

1冊の中にはそれぞれの主人公のストーリーがあり、銭天堂に選ばれて、幸せになるチャンスをもらった主人公たちは幸せな結末を迎えるのか、それとも不幸な結末になってしまうのか。

今月、シリーズ8作目が発売されました。
私は、児童書の仕入れを担当していますので、シリーズを追うごとに、だんだんと最新刊の仕入れ数が増えていくのを目にし、子どもたちの人気が増してきたなぁと嬉しく思っています。

小学生の女の子がこのお話を「(ドラマの)世にも奇妙な物語みたい」と話していたと聞きました。
読み進めていくと少し怖いけれど、先が気になってしまい、やめられない。
こういう本の体験をたくさんの子どもたちにしてほしいです。