ある日、突然店舗のスタッフから社内流通便で本が私宛に廻ってきた。
「たぶん好きだと思うから、読め」とのことだ。
それが、この『つづくをつくる』だった。
確かに、ナガオカケンメイさんの提唱する「長く続く良いデザインを使おう」という考えが私は大好きだ。
本以外のものを頻繁に買うことは少ない。
自宅のソファーは「リーン・ロゼ」のモノを15年以上、自転車もラレー社のロードバイクを10年以上、といった具合だ。
気に入ったデザインと仕様のものほど長く愛用でき、結果頻繁に買い換えることもなく経済的にも良い。
そして、何より生活が潤う。
そんな観点で身の丈にあったレベルのものから、長く続く良いデザインのものを、というクセがついている。
あいにく、この『つづくをつくる』の中で紹介されているものに愛用品はなかった。
が、タワーレコードさんのところで私がここのところ考えていたことが見事に言語化されていたので紹介する。
「データの時代にCDが売れない、という風評被害に困っています」
同じだ!!!
「読書離れや、電子書籍、アマゾン云々で本って売れなくなったでしょう」
とあちらこちらで言われるが、確かに雑誌は昔に比べて売れなくなった。
しかし、声を大にして言いたい。
本は売れています。
そして、これからも紙の本はまだまだ売れるでしょう。
「本が売れない、という風評被害に困っています」
これ、業界で流行らせません?