
コロナ禍で新たなビジネス書ジャンルが誕生したことを皆さんはご存知でしょうか。
「鈍器本」と言われる新ジャンルです。
コロナ禍以前の世界では通勤・通学と持ち運びを重視して
極力、薄い紙を、内容を精査して手に取りやすい厚さを追求していました。
しかしこの先行き不安な時代に、変化したのはウイルスだけではありません。
人々の読書時間は増え知識欲が上昇し、不安な時代への成長欲求を満たすために
ビジネス書は進化を遂げました!
それが「鈍器本」という訳です。
皆さんは書店店頭で見たことがあるのではないでしょうか。
「独学大全」
「読書大全」
「世界標準の経営理論」
という書籍です。
いずれもお値段は3,000円以上しますがページ数は、400ページ以上
「独学大全」に至っては788ページと、どうやって店頭に置くか考えさせられる書店員泣かせの仕上がりです。
独学大全は16万部を超えるベストセラーとなり今も多くの書店に鎮座しております。
今回、おすすめする書籍
「取材・執筆・推敲」
は文章術の鈍器本です。
著者は「嫌われる勇気」を執筆したライター古賀史健さん
目指すは100年後も残る文章本の決定版とその重量感は圧倒的です。
ページ数476ページの大作には、タイトル通り
取材…「世界を読む」
執筆…「考えること」思考が達意の文章を生む
推敲…原稿を高みへと押し上げる限界との戦い
どの章から読んでも経験と知識に裏打ちされた理論に頷くばかりでした。
文章術だけでなく、仕事の教科書としても当てはまることばかり
仕事術と置き換えて読んでみればさらなる気付きに出会えるはずです。
新ジャンル「鈍器本」に今年は注目です。