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『おなかのなかにおにがいる』 小沢孝子 西村達馬 (ひさかたチャイルド)

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バイヤー(児童書)

『おなかのなかにおにがいる』 小沢孝子 西村達馬 (ひさかたチャイルド)

児童書バイヤー:井澤のおすすめ



季節や行事の絵本の中でも節分絵本はとても人気があります。
悪い鬼を追い払う痛快なお話が子供たちは大好きなのかもしれません。
ここ数年、谷島屋書店で人気がある節分絵本がこの絵本です。

「めんどくさがりや」や「食いしん坊」、「泣き虫」に「へそまがり」の鬼たち。
この絵本にでてくる鬼は、お腹の持ち主と同じ性格をした鬼なのです。

さあ、いよいよ豆まきがはじまりました。
お腹の中の鬼たちは、こんなとこにはいられない!と子どもたちのお腹の中から逃げていきます。
ところが「へそまがり」の鬼の持ち主ごろちゃんは豆まきをせずに食べてしまいました!
おまけにふざけて「おには~うち!」なんて言ってしまったものだからみんなのお腹から逃げ出した鬼たちがごろちゃんのお腹に入ってしまったのでした。
なんとこの絵本のお話はこれで終わり。

「だれかおにをもらってくれるひとはいませんか?」とお話を聞いている子どもたちに声をかけて終わります。
子どもたちが何と言うかはいろいろ想像できますよね。
お話を読んでいる側も読んでもらっている側も楽しみがある絵本です。
子どもたちはどんな反応をするのでしょうか・・・。