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『黛家の兄弟』 砂原浩太朗 (講談社)

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店員のオススメ

本沢合店

『黛家の兄弟』 砂原浩太朗 (講談社)

本沢合店・学参担当:犬塚のおすすめ



この本との出会いは、お客様のご注文された「高瀬庄左衛門御留書」がきっかけです。
ご注文された本が店にあり、手にした瞬間“なんて素敵な装丁”と心を奪われました。
本のあらすじを読むと、なお一層興味がわき購読しました。
その後、神山藩シリーズの第2弾としてこの本が出版され一気に読みました。
もちろん前述のお客様にもお勧めしました。

神山藩で代々筆頭家老の黛家。なごやかに過ごしていた三兄弟に少しずつ人生の転機が訪れ、
やがて黛家をゆるがす大事件へと発展していきます。
文中で、親友の裏切りに対して「人と人との仲はどこかで袂をわかったとしても、
それまでの全てが嘘になるわけではない」という言葉が心に残りました。
人生の指針となるような言葉がいくつも散りばめられています。

先日、三兄弟の真ん中の壮十郎の話で、お客様と盛り上がりました。