私は今までの人生で3回引っ越しをした。
最初は大学進学時、そして結婚してからと、子供が産まれるタイミングだ。
どの引っ越しの時もネットで検索し、不動産屋に行き、内見するという、ごく当たり前の過程があったし、
特に悪い印象もなく、淡々と事務作業を進めてもらったという感想しかない。
だが、このコミックを読むとそんな一連の過程の中でも不動産屋の担当者の方には様々な思惑があったのかなあなんて気がしてくる。
主人公は東京の某不動産会社のエリート営業マン。契約を取るためなら平然と嘘をつき、営業成績もトップ。
そんな彼がひょんなことから嘘をつけなくなってしまい、さあどうなるか!というところが最大の見どころ。
それにしても嘘をつくのが当たり前だという感覚に、我々一般人は驚いてしまう。
この業界では「千三つ」という言葉が横行しているそうだ。意味は「千の中で真実は三つ」。
読むと不動産屋さんに対する印象が一変してしまうかも!?