
20年以上前から、イスラエルがイランの核開発を阻止するために空爆をするのではないかと言われ続け、空爆こそなかったものの核開発に携わるイランの科学者が暗殺されたり、イランの軍高官も空爆で暗殺されたりと、両国間ではずっと小競り合いが続いてきましたが、ついに戦争が始まってしまいました。
本書は国際政治学や国際関係学と呼ばれる学問の中の、更に戦争や紛争等を扱う安全保障論と呼ばれる分野の解説書です。
戦争は誰しもが嫌なはずなのになぜ起こってしまうのか?
過去の二度の世界大戦はなぜ起こったのか?
使ってはいけない兵器とわかっていながら、なぜ核兵器はなくならないのか?
戦争はどう終わるのか?
上記の問いや、現在進行形で起きている中東やウクライナでの戦争の原因や今後に少しでも興味がある方には、本書は簡潔で分かりやすく解説してくれています。
学生の方にも、社会人にも、現在他国で起きている悲惨な戦争を考える上での一助にしていただきたいと思います。