
「まさにここは、殺人のテーマパーク」
一言でこの作品を表現するなら、読者の立場に十分配慮されたミステリ小説だといえるでしょう。
読者が混乱せず、順を追って殺人が行われるというある意味スッキリ?するマーダーミステリーですね。
主人公の置かれた状況もそうですが、何となく彼に近づいてくる女性2人も含め、
ミステリ好きの読者なら、「アレアレ、これって・・」と思わせながらの小旅行への出発。
これから何もないわけがない!期待と不安が綯い交ぜになりながら、
私は主人公と一緒に殺人のテーマパークに潜入しました。
これからなにが起こるのか。
予想を超えるいや、完全に突き抜けた現場に突然放り込まれもう先を読むしかない状況ですが、
それでも胸にストンと落ちてくる整合性がこの作品にはある。ただ誤解しないで欲しい。
この作品のプロットは、練られに練られた意表をさらに突き破り、
誰も思いつかない発想が土台にある傑作なのです。
読後、私はふと思いました。主人公は最高の伴侶を得られたのか?それとも・・・。
ぜひこの夏読んでいただきたい作品です。
主人公の住まいが静岡(たぶん伊豆近辺?)ということで、余計に嬉しいですね。
