
私は海外の映画やドラマを見るのが好きなのですが、特に時代物の映画やドラマを見る際、「あの建物はどういう造りなんだろう?」「あの部屋の内装はいつの時代のもので、どういう歴史があるんだろう?」と細かい箇所が気になってしまう質です。
本書は6月に発刊されたばかりの新刊ですが、上記が気になるような私のような人間からしたら、ページを開けば一目瞭然と言うような、気になっていた知識を一通り身に付けることが出来る内容でした。
最初に建築材料や構造、窓等の解説、その後にイギリス、フランス、アメリカの住宅の歴史、最後に椅子等のインテリアや外構の歴史から構成され、気になっているどこの箇所から読んでも学ぶことが出来ます。
解説は全て表紙のようなイラストなのですが、これがまた美しく、見ていて飽きることがありません。
本来は建築、小説、漫画、アニメ、ゲーム等に関わるクリエイターの方が参考にされるような書籍かと思いますが、私のようにちょっとした雑学として知りたい人間からしても充実の内容が満載です。