
よく道に迷う。右に行ったり左に曲がったりと焦れば焦るほどますます目的地から遠ざかってしまう。
だが!カーナビを購入してからこの問題が一挙に解決。ありがとうテクノロジー。
さて、主人公たちは、真夜中人里離れた田舎道でキャンピングカーが立ち往生。
しかも電波状態が悪くカーナビも携帯電話も使えない。
そんな中、レーザーサイト付きの銃で狙撃されたら・・・。
キャンピングカーというある種の閉鎖空間で、
主人公たちの抱える秘密が徐々に明らかになっていく過程がドキドキだ。
自身の命を懸けた選択の連続は恐ろしすぎる。カーナビなしの運転の比ではない。
『自由研究シリーズ』と同じく、この夏、最後まで飽きさせないこのミステリーは
ティーンエイジャーの皆さんに読んで欲しい作品です。