昭和19年の夏、太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士である主人公が遭遇した出来事を描いた物語。
この作品のゲラを読んだ時私は、じわじわと胸を締めつけるような、やるせない気持ちになった。
戦争漫画だからと覚悟して読んだのに、かつて読んだどの戦争物よりも現実を突きつけられたような気がしたから。
可愛らしい2頭身のキャラクターが、この世界で平和に暮している私達にとても近い存在に感じたから。
戦争なんて遠い昔の出来事だと思っていたのに、すぐそこにあった現実なのだ。
ぼんやりと生きているとそんな事忘れがちだけど、平和が普通である今だからこそ読んで欲しい作品です。
2月下旬に4巻が発売予定です。