『煙たい話　１』 　 林史也　　　（光文社）

男性2人の同居物語
と言ったらBL(ボーイズラブ)かな？と思いきやそうではない。
そういうお話でないですが人と人とのつながりのひとつの形のお話。

家族でも恋人でも友だちでさえないそのどれにも当てはまらない関係


人と人との関係をそれぞれ必ずタグ付して名前つけるなんて
意識してしてはいないと思うけど(多分…自分はしていません)
このお話はいわゆる家族や恋人友人といったオフィシャルな関係ではないけど
相手に寄り添って心を通わせていく過程を

時系列に従わない感じでつらつらと語っていくスタイルの物語。


時系列に従わないから、最初気になっていた馴れ初めとかがお話が進むにつれ解明され、
2人のきもちの在り方とかも語られ一粒で2度3度味わえてとてもしあわせでした

タイプが全然違うからこそ感じるたくさんの気づくこと。
いっしょにいると感じる居心地のよさ。

それらは何某かの名前がつくことがあるんだろうか？

今は2人を見守っていきたい気持ちでいっぱいです。
まっすぐであまり器用ではない2人にとっての正解をみていきたい。

なんとpixivで誰でも読めるので気になった方是非ご一読ください！