年末年始のごちそうと言えば、クリスマスのチキン、ケーキ、年越しそば、お正月のおせち、等々ありますが、
個人的には1月7日の七草がゆも欠かせません。
クリスマスやお正月のごちそうと比べるととても地味な存在ですが、
毎年律儀に七草がゆを食しています。
その理由が、スーパーで売られている、七草がちょっとずつパックされた七草セットの存在にあります。
小さなすずなとすずしろがパックの中に収まった姿を見ると
可愛らしさを感じて思わず手に取ってしまうのです。
これが、なずなで、こっちがはこべらだ、と見分けていくのも毎年の楽しみのひとつです。
その七草について詳しくなれる絵本が発売されました。
七草を食べるだけではなく、日本で昔から親しまれている鑑賞の仕方や遊び方、いわれなど、
美しく愛らしいイラストとともに紹介されていて、ますます七草に愛着がわいてくる内容です。
また、この絵本は前からも後ろからも楽しめる絵本です。表紙の方から読むと、
「春の七草」、裏表紙から読むと「秋の七草」について描かれています。
秋の七草の奥ゆかしい花をめでるのも素敵な風習だなと感じます。
日本の行事や風習に触れることが多い年末年始に、是非読んでいただきたいおすすめの1冊です。

