子どもと、六法という組み合わせだけで、頭脳に引っかかるタイトルです。
一応、こども向けという感じで、イラストがふんだんに使われ、漢字にもふりがなが振られていますが、内容は、かなり高度です。
各法律の文言も、やさしい言葉に言い換えられてますが、少々難しい言い回しもあります。
ですが、見るだけで頭がいたくなるような難しい単語は、極力排除され、なるべく日常で使われる言葉をメインにしていますので、言葉は頭に入ってきます。
こども向けとはいっても、小学生の低学年では、難しいものがあるかもしれませんが、内容的には非常にわかりやすい構成になっています。
もちろん、大人が読んでも、読み応えがあります。
「知らなかった」ではすまない、法律の内容を知り「はー、そうだったのか」
となることは請け合いです。
法律を勉強されている方には、物足りないかも知れませんが、普段、なんとなく認識している法律が、全く違った感覚で知ることができる一冊です。