
キタハラ先生の最新作にして、「書店員シリーズ(私が勝手に命名)」第3弾!
主人公の三角詠太郎と同じく、私も幼い頃から書店の匂い、雰囲気、本という商品そのものが好きで、そのまま書店員になった口です。
詠太郎が本作で一から作っていったように、自分のお店(書店)を持てたらああしたい、こうしたいという思いは書店員なら一度は思った
ことがあるはず。
本書は地方の寂れた商店街で、一青年が自分の書店を開業させるまでを描いた小説です。
途中途中に書店に関するエピソード、巻末には書店に関する用語集と、本書を読めば書店にまつわる知識が自然に身についていきます。
書店員なら自分に置き換えて楽しめる、書店員でなくても書店の仕事とは?を最初から知ることができて楽しめます。
日々の業務に忙殺されて、自分が書店に入ったきっかけを忘れてしまいそうになることもありますが、本書のおかげでそんな原点に立ち返ることが出来ました。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
書店員の数だけ“おもしろきこと”があるはず。
それをお客様に伝えられるよう、自身も日々精進したいと思います。
キタハラ先生、これから入社する新スタッフには本書をマニュアルとして渡そうと思います(笑)
