
私は「食」に関する本が好きなのですが、
同志の方々、『ついでにジェントルメン』はいかがでしょうか?
本作品は柚木麻子さんが社会に漂う言葉にできない、
「モヤッとした生きづらさ」を柚木さんがユーモアたっぷりに書いた、
爽快感あふれる7つの短編集です。
この短編集の一本、『エルゴと不倫鮨』がお気に入りでして、
舞台は会員制イタリアン創作寿司『SHOUYA mariage』。
イタリアンな寿司屋。イタリアンなのにフランス語なのがクスッときます。
男性客が女性に料理のうんちくを語っていると、
突如、抱っこ紐(エルゴ)で赤ちゃんをおんぶしたお母さんが登場!
卒乳明け、1年9か月ぶりに大好きな生魚とお酒を口にできず解禁された様子が見事で、
お母さんの勢いと食いっぷりに圧倒されます。
そしてその食いっぷりによって下心に満ちた”男の社交場”を崩壊させる様は爽快です!
他の作品も面白いのでぜひ、お手に取ってみてください。
