静岡県を新幹線で通過したことのある方なら、一度は思ったことがあるのではないでしょうか、
「静岡、長いな‥」と。
熱海あたりでうたた寝して、目が覚めたら浜松でまだ静岡県を走っていた、
といったふうなエピソードもたまに耳にします。
この長さは目的地に早く着きたい方には退屈な時間かもしれませんが、長い分だけ、
車窓からは静岡を代表する風景の数々を楽しむことが出来る、とも言えます。
先日発売になったばかりの「でんしゃでおでかけ」というのりもの絵本をご覧いただけば、
そのことが存分にわかっていただけるのではないかと思います。
東京に住む主人公しょうじくんが家族と一緒に電車を乗り継ぎ、
新幹線で名古屋に向かうというお話です。
途中、新宿駅でお父さんと待ち合わせするのですが、
新宿駅ターミナルの複雑さが緻密にえがかれた場面は圧巻です。
いろいろなページに最新の電車や新幹線も登場するので、知っている電車を見つけるのも楽しいです。
そして新幹線は静岡県民にはおなじみの風景を通過して名古屋駅へ。
静岡県のどこが登場するかは見てのお楽しみ。
この絵本で主人公と一緒にでんしゃの旅と静岡の景色を楽しんでみてください。
